今更ながらの御報告です。
2026年2月5日付の日本経済新聞に、静岡県とアールエフ・アンテナが進めた、漁業現場のデジタル化に関する取組が掲載されました。
漁師さんが魚を水揚げしながら、
「マグロ、100キロ」
と声に出すと、AIが魚種と重さを認識し、その場でデータ化します。
海の上では、手が濡れていたり、手袋をしていたり、船が揺れていたりします。キーボードやタブレットへの入力を前提にすると、それだけで現場の作業を止めてしまいます。
そこで考えたのが、現場の人をデジタルに合わせるのではなく、デジタルを現場の動きに合わせることでした。
漁師さんは、これまでどおり魚を見て、声に出す。
AIとIoTが、その声をデータへ変える。
今でいう「声駆動型IoT」の原点となった取組です。
データ化された漁獲情報は、漁師、漁協、仲買人などの間で共有し、水揚げ後の流通を円滑にすることを目指しています。
AIを導入すること自体が目的ではありません。
現場の動きを変えずに、これまで残せなかった情報を残し、次の仕事へつなぐ。
私たちは、そんな現場起点のAI・IoTをこれからもつくっていきます。

